レク部OB/OGの皆様へ

第32期部長からのメッセージ

初めまして。レクリエーション部32期部長の福吉 巧です。

 

 部長になってから、1年が経とうとしております。部長に就任してから、ボランティアを行う部活動なのに、なぜ名称が「レクリエーション部」(以下「レク部」)なのかを考えてきました。ボランティアを中心に行うのであれば「ボランティア部」でも良いではないか。私が一年間考えた解釈は次の通りです。

 

 まず、ボランティアのみに焦点を当てているのではなく、部員同士の交流や活動の企画や運営にも着目しているため、「ボランティア部」ではありません。では、なぜ「レクリエーション部」であるのか。レク部は、「地域へのボランティア活動」と「部員同士の交流の活動」の主に2つの取り組みを行っていますが、共通点として、どちらも対象との間にレクリエーションを媒介としています。つまり、レク部はレクリエーションを通した2つの活動を行っている、とも言えます。そのことから、「レクリエーション部」の名称であると考えます。

 

 レク部は、上記にある2つの取り組みを行っており、地域へのボランティア活動は、部員が協力して行います。活動拠点は、主に伊勢市全域ですが、松阪市や津市などでも活動をしています。内容は、小学生とレクリエーションを通じて遊ぶ、乳幼児とその保護者の方を対象としたサロンの企画と実施、地域イベントのお手伝いなどがあります。イベントを担当する際は、企画だけではなく司会や進行を務めることもあります。レク部は、これら地域の活動を通じて、子どもたちの豊かな人間性や社会性を育むとともに、地域の活性化に寄与することを目的としています。

 

 レク部が取り組むボランティア活動は、規模や内容から一人では行えません。先輩、同期、後輩と協力をして準備から実施まで行うため、複数人で活動を行うことが多く、部員同士の協力は必要不可欠です。部員同士が協力するには、部員同士による相互理解が大切です。部員同士がお互いのことを知らなければ、コミュニケーションを取れないうえ、それぞれの良さを引き出せません。

 

 そのため、レク部では部員同士の交流の機会を設けています。具体的に、体育館レク(室内レクリエーション大会)、夏レク・冬レク(短期旅行)、レクリスマス(部内クリスマス会)など学年の垣根を超えた交流活動を実施しています。部員同士の交流イベントを行うことで、お互いの性格や特徴が把握でき、ボランティアの企画や運営を円滑に進めることができます。また、部員全員が協力して取り組むことで、活動を遂行したときに次の課題と達成感を得ることができます。そこから、次の目標を立てて活動に取り組んでいく。この流れは、部活または個人の成長を助長する良い循環です。

 

 しかし、COVID-19が猛威を振るう現在、レク部の活動は縮小を余儀なくされています。他大学のクラブやサークルも同様に従来の活動を行うことができておらず、休部や廃部となる団体も少なくありません。現在のレク部員は101名と学内でも大所帯の団体ですが、COVID-19の影響からボランティアへの参加機会は激減し、部員同士の交流を図るイベントも感染拡大の恐れから自粛しています。そのため、レク部が本来行っている子どもや地域のためのボランティア活動は行えていません。しかし、部内独自の感染対策と個人的配慮を設け、COVID-19に最大限の注意を払いながら、レク部らしい活動を行いたいと考えています。

レク部OB/OGデータベースの設立について

 上述の通り、COVID 19の影響で活動が縮小され、レク部らしい活動を満足に行うことができていません。同時に、レク部の本質的な部分が失われつつあります。活動を行うにあたり、形態とする部分は代によって異なるものだと考えます。

 

 しかし、その形体となる部分は、部活の本質に則って決められる必要があるとも考えます。そのため、レク部の本質的な部分を継承するには、コロナ禍を迎える以前に活動していた3年生が後輩に伝えていくと同時に、後輩からの援助要請に答えていくことが重要となります。そこで今回、レク部OB/OGデータベースの設立に至りました。レク部OB・OGの方々との繋がりを作ることで、この問題が解消されると考えます。

 

 レクリエーション部の益々の発展と、これからレク部で活動を行っていく後輩たちの大学生活をより色彩豊かにしていくために、可能な限りのご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

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皇學館大学レクリエーション部

第32期 部長  福吉 巧

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